kumano
2つの試み
農+食
農業
輸入緩和の時代の流れの中、海外の作物に押されるような形で一部の大規模農業でしか生計を立てづらくなってしまった日本の農業。併せて全国各地で急速に襲う農村部の過疎。
そんな苦しい状況の中、kumanoはしもと屋が農業を選択したのは「安心、安全な食べ物の提供」という新しい時代の流れを生産者から発信したいと思ったから。
時代は進み、輸送環境が以前に比べ格段に便利になり、インターネットが普及。山間部に住んでいながら自分たちの作った作物や情報を世界中に発信することが可能になった現代。
規模や収穫量は大規模農家には到底敵わなくとも、小さな農家が育てる味や品質、その土地や人が生み出す多様な豊かさを皆様に伝えられれば。
小さな小さな農村から、同じような道を歩む世界中の人達へ。1つの「生きるデータ」として。
kumanoはしもと屋は一歩ずつ自分の足で歩み続けようと思います。
たこ焼き&cafe
ドの付く素人から始めた農業。数年やれば食べていけるような簡単なものではもちろんなく、生計をたてるために考え付いたのは二足の草鞋(わらじ)。やるからにはkumanoはしもと屋のスタイルで。
まずは各地で行われるイベント出店限定で始めたのが「無添加たこ焼き」。
もともと夫婦揃ってたこ焼きが大好きで、家では頻繁に焼いて食べてはいたものの、お客さんにお金をいただいて食べてもらうのが商売。
素材を一から選び、出汁の取り方から勉強し、辿り着いたのが今の味。
昆布は北海道産真昆布、鹿児島県産厚削り鰹節、ベトナム産無添加蛸、平飼い卵、無添加ソース、自家製天日醤油、手作りの天かすと紅ショウガやマヨネーズ、三重県産小麦などを使用。
たこ焼きを出店し始めて7年目。ようやく育生町内に店舗を構えることができました。2021年12月25日OPEN。
ゆくゆくは自家栽培の作物を中心に地元のものを使った料理や飲み物をご提供する飲食店へ。
kumanoはしもと屋の次なるステップ。